キャンパーの相棒、スイスアーミーナイフの背景

スイスアーミーナイフは、キャンプの際に必ず持っていきたいグッズの1つ。多数の機能がついているスイスアーミーナイフは、キャンプ中のあらゆる場所で役に立ちます。そして、サバイバルグッズにもなるため、万が一の際に命を救ってくれる大事なグッズにもなります。そこで本記事では、スイスアーミーナイフに関する背景をお伝えします。

アーミーナイフとは

アーミーナイフとは、軍隊が戦闘以外の日常生活で使用するためのツールナイフの通称です。

アーミーナイフは、直訳すると”陸軍ナイフ”、”軍用ナイフ”となることから、戦闘の際に用いるものだと勘違いする人が多いですが、実際に戦闘の際に使用されるナイフは”ファイティングナイフ”と呼ばれ、アーミーナイフとは区別されています。そのため、アーミーナイフは凶器とは全く異なるものとなります。

このような誤解を防ぐためにも、アーミーナイフは、キャンピングナイフ、多機能ナイフ、十徳ナイフとも呼ばれることもあります。

スイスアーミーナイフとは

アーミーナイフといえば、スイスアーミーナイフが定番であるというイメージが定着しています。

これは、19世紀末に国民皆兵制をとっていたスイスにて高品質なアーミーナイフが製造され世界に知られるようになったからです。そのため、アーミーナイフの市場は、スイス製のものがほとんどを占めていたため、アーミーナイフは自然とスイスアーミーナイフと呼ばれるようになったのです。

スイスの数あるメーカーの中でも、ビクトリノックスやウェンガーのものが有名です。

スイスアーミーナイフの危機?

スイスの軍隊では長い間、ビクトリノックスのものが使用されていました。しかし、2009年、スイス軍が使用するアーミーナイフの競争入札が行われたのです。

1961年からスイス軍ではビクトリノックスのものを使用し、軍の中でもそれが当たり前となっていましたが、新しいメーカーを採用しようという動きが生じたのです。

実際に入札は国外のメーカーにも門戸が開かれ、中国などの海外メーカーを含む7社が参加をしました。そのため、国民の間でも混乱を招く事態となったのです。

しかし、スイスのシンボルであるアーミーナイフを国外メーカーが製造をするべきではない、という議員の呼びかけや、納税を有効に使うという観点から最終的には、ビクトリノックスのものが引き続き採用されるようになりました。

近年のスイスアーミーナイフ

スイスアーミーナイフは年々新しいモデルが誕生し、機能の数も増えつ図けています。

ナイフ、栓抜き、缶切り、マイナスドライバー、リーマー、キーリング、ピンセット、はさみ、マルチフックなど10種類以上の機能を備えていることは通常です。

そして、デザインも多くのものが販売されており、女性向けのかわいいカラーを使ったものや、大人らしい高級感のあるものまで販売されています。また、ビクトリノックスでは一般公募のデザインから投票で選ばれたデザインを商品化するという企画も行われてました。

このようなスイスアーミーナイフの在り方は、常に進化し続けているのです。