近年、カーシェアリングという言葉をよく聞くようになりました。カーシェアリングとは個人間の車の貸し借りであり、近年それをビジネスとして行っている人が多くいます。
特に所有している人が少ないキャンピングカーはカーシェアリングの中でも人気を集めています。
そこで本記事では、キャンピングカーを持っているという人へ向けて、カーシェアリングの概要について紹介します。
カーシェアリングの始め方
カーシェアリングの始め方として最も簡単なのはアプリの利用です。ディー・エヌ・エー(DeNA)が2015年からカーシェアアプリの「anyca(エニカ)」を展開しています。
得にかでは車を貸したいという所有者がスマートフォンで貸し出し条件などを提示するだけで広告を掲示することができます。そうすると、車をレンタルしたいという人からリクエストが届き、予約まで進めることができます。基本的なやり取りはすべてアプリ内で完了することができ、保険の手配などもしてくれます。
そして、レンタルが終わった後は、互いにレビューを入力して完了となります。これが基本的なカーシェアリングの流れとなります。
カーシェアリングのトラブル
レンタカーを知らない人に貸すわけですから、無傷で返ってこないケースもあります。その場合、利用者同士のトラブルになることもあります。特に車内泊をするキャンピングカーであれば、汚れるケースも少なくないですし、長期に貸し出す場合は事故になることも稀にあります。
そのため、事前に自動車保険に加入しておくことは必須となります。ただし、保険の対象とならないような傷や汚れがついてしまった場合は、利用者同士で話し合いで解決をしなければなりません。
トラブルを少しでも避けるためには、事前に受渡し時の状態のチェックや、お互いの身分証の確認を行うことなどが大切です。
ただし、ご自身の大切な車であれば、カーシェアリングはお勧めしません。
カーシェアリングでの収入
一般的にカーシェアリングを行っているオーナーは月に2万から3万円程度の収入を得ている人が多いようです。ただし、原価が高く、長期の貸し出しとなるキャンピングカーであればより高い収入を見込むことができます。
キャンピングカーの場合、ハイシーズンとローシーズンで大きな差があるのが難点ですが、夏などであれば月に10万以上の収入を得ることも可能になります。また、備品などの付加価値をつけておけば、より高い料金でレンタルをすることも可能になります。
カーシェアリングの展望
キャンピングカーに限らず、カーシェアリングの市場はここ数年で拡大しています。不景気による購買欲の低下などを理由に、東京、大阪、京都など都心部を中心に自動車普及率は低下しています。その反動がカーシェアリングへとかかっており、需要が伸びているのです。
さらに近年では、グランピングなどの新しいスタイルのキャンプの誕生により、キャンパーの人口も増えています。
そのため、キャンピングカーのカーシェアリングは人気を集めており、新しいビジネスとして大きなチャンスを秘めています。